サポートジャケットEp+ROBO

「サポートジャケットEp+ROBO」では、左右のモーターが腰の角度に合わせ独立してアシストします。積み替え等における斜めの動きも、中腰・前傾作業もスムーズに行えます。

仕組み：左右のモーター搭載ギアボックスと高感度センサーが身体の動きに合わせてアシスト

「サポートジャケットEp+ROBO」は、スイッチを入れると装着者の動作をセンサーが感知し、自動的に必要な部分をアシストします。また、左右のモーターが独立して動くため、身体のあらゆる動きに対応します。左右の荷捌きや、斜め前方の物を引き寄せる動作等において、常時快適なアシストが可能です。また持ち上げ動作時だけでなく、長時間の前傾・中腰姿勢での作業にもご利用いただけます。

重量わずか3.4kg

本体を腰ベルトで骨盤周囲に固定するため、肩への重さをほとんど感じない設計です。作業中の場所移動時や、長時間の作業時にもストレスなくご利用いただけます。

3つのモードを自動で切り替え

以下の3つのモードを自動で切り替え、あらゆる動きを快適にサポートします。

■アシストモード(起き上がり補助)

荷物を持ち上げる動きをセンサーで感知し、モーターの力で状態を持ち上げるようにアシストするモード

■キープモード(前屈姿勢補助

)荷物を下ろす作業、中腰作業、前傾維持作業時に状態を支えるようにアシストするモード

■歩行モード

移動の際に自動で切り替わり、歩行の妨げにならないモード

手元のボタンで簡単調整

作業内容に合わせ、ボタン一つでそれぞれ三段階で調整可能です。

■アシストボタン

起き上がりの補助力を調整

■キープボタン

前屈姿勢の補助力を調整

■スピードボタン

アシストモード時の機器の反応速度を調整(作業スピードに聞き反応速度を合わせる機能)

サポートジャケットEp+ROBOの効果：筋肉の活動比率 最大42.8%軽減

１．筋電図

荷物の上げ下げの一連の動作における、背中(脊柱起立筋)の筋活動を非着用時100％として調べた結果、ROBOを装着することで最大42.8%（平均29.8±9.8%）減少

※健常成人男性5名、床と高さ70cmの台の間を重さ10kgの荷物の上げ下ろし動作で検証

２．腰椎に加わる圧力の測定値

■床から持ち上げる動作の前傾角度は、非着用時の69.2度に対して、ROBO着用時52.2度と17.0度改善したことにより、腰椎の椎間板にかかる瞬間的な負荷圧力の負担は2.5kg減少

■机から床に下ろす動作の前傾角度は、非着用時の68.0度に対し、ROBO着用時54.4度と13.6度改善したことにより、腰椎の椎間板にかかる瞬間的な負荷圧力の負担は1.8kg減少

■荷物の上げ下げの作業を100回5日間繰り返した場合（2.5kg+1.8kg）×100回×5日間＝2,150kg(約2.15トン)

※健常成人男性5人、荷物の上げ下ろし動作時における前かがみ（体幹前傾）角度を測定し、第4第5腰椎への圧迫力をモデル計算

※10kgの荷物を床とテーブル(高さ70cm)の間での上げ下げの動作、身長170cm、体重60kgと仮定しモデル計算

金沢大学　医薬保健研究域保健学系リハビリテーション科学領域　米田貢博士(保健学)