192kHz/32bit対応のＴＩ社製のＤＡＣ　ＰＣＭ５１０２Ａを搭載し、ＵＳＢ入力によりファイル音源のハイレゾ再生が可能。


日常を彩るデザインと高音質が同居する“Neo Classico IIシリーズ”CDプレーヤー

まず同シリーズの真空管搭載プリメインアンプ「SQ-N150」を組み合わせ、マイルス・デイヴィス『リラクシン』を試聴。高性能なソリットステートアンプと真空管の音色の良さを両獲りするような、スピード感と艶のある音だ。

また、本機はUSB-DAC機能が搭載されていると同時に、同社初のバルク転送機能「Bulk Pet」対応機でもあるため、そちらも試してみた。「mode1」では一聴して中域に厚みが出て、バスドラムの重心が下がる。ボーカルの表現に厚みも出るようだ。「mode2」ではさらにバスドラムに重量感が出て、低域のパワー感が上がって聞こえるなど大きな変化がある。

次にアンプを変え、先ほどのマイルスを聴いてみる。曲冒頭で聴こえてくるマイルスの話し声からして生々しい。ミュートトランペットの音はクリアで、抜けの良い音でありながらしっかりとした厚みがある。D-N150自体が、1つ1つの音を立体的に描き出してくれる、色艶の良い現代的なサウンドの持ち主なのだ。

D-N150は、これまでラックスマンが投入してきた、高音質とデザイン性を同居させたオーディオ製品の集大成モデルとなりそうだ。

文：土方久明

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。

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