■高遮音性イヤホンにコンデンサー技術を適用した初のモデル(特許申請中）。MicroDriverを1基採用。

■音源との相関性がきわめて高く、比類ない明瞭性とディテールを実現。

■4-bandパラメトリックイコライザーはプリセット5種、カスタマイズ可能なユーザー設定4種を備え、オーディオ再生設定を管理。

■USB充電式電池搭載でコンピューターやコンセントから容易に充電、コンピューター経由でUSBオーディオをストリーミング中にも充電可能。

■軽量かつエルゴノミックなイヤホンデザインで耳の疲れを低減。高遮音イヤパッドが環境ノイズを最大37dBまで遮断し快適なオーディオエクスペリエンスを実現。

■芯線の絶縁性に特に配慮されたカスタムデザインケーブル。

■KSE1500設定全般においてコントロールを合理化、すばやくシンプルでユーザーフレンドリーなナビゲーションが可能。

■同梱アクセサリー経由でMac、PC、iOS、Android機器 に対応。 Micro-BライトニングケーブルおよびMicro-B OTGケーブルを付属。

■Shureのプレミアムな仕上げ感、エレガントなブラックのアルミ製ハウジングとその構成はすべてShureの厳格な品質基準に適合。


SHUREの「KSE1500」は、これまでのSEシリーズと変わらない使い勝手の良さを実現した、世界初の遮音性密閉方式コンデンサー型システム。

小型コンデンサー発音ユニットを収めたハウジングは、従来のSEシリーズの中でも軽量かつ薄型にまとめられ、より装着性が増している。コンデンサー型システムに必要不可欠なアンプユニットは、96kHz/24bit対応のUSB-DACも内蔵。iOSやAndroid端末のデジタル接続に対応するほか、5段階の音質プリセットや、より綿密な設定が可能となる4バンドパラメトリックEQも装備し、機能性も十分だ。アンプユニットの存在はコンデンサー型の弱点とされてきたが、ポタアンがある程度認知されてきたご時世ということに加えこの機能の豊かさもあり、本機のメリットへと転化されている。

音質としては非常にアキュレートかつ色付けのない、プロ機由来のストレートな傾向だ。コンデンサー型らしい繊細さはもちろんのこと、単一ユニットによる素直な音場再現性により、奥行きすら感じられる空間性の豊かさも同時に味わうことができた。

レヴァイン指揮／シカゴ交響楽団『惑星』〜木星（CDリッピング：44.1kHz/16bit・WAV）におけるオーケストラの管弦楽器は鮮度高くしなやかで、旋律の抑揚も生々しくエナジー感に溢れた表現となる。アタックやリリースの揃った粒立ち具合も良く見通すことができ、空気の動く様まで事細かに捉えているようだ。リズムの縦軸においても正確で、キレの良い高解像度な表現力を持っている。

Suara「キミガタメ」11.2MHzレコーディング音源ではボーカルの涼やかさナチュラルさが際立ち、ピアノやギターのプレイニュアンスを克明に描き出す。余裕ある響きで、きめ細やかな余韻と解像度高く素早く立ち上がるアタックのバランスが絶妙だ。

文：岩井 喬

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。

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