このケーブルに採用されている線材は、高純度無酸素銅PCUHDを中心に超高純度7NクラスCu・特殊銅合金素材・純銀コートOFC・高純度無酸素銅OFCの5種の異種・異径線材をハイブリッド。構造は、多種の線材と線径を組み合わせ、絶縁して一つの芯線としプラスマイナス各4芯からなる導体をポリエチレンの中空パイプをコアとして周囲に配置するエアー制振構造をとっています。旧モデルの強力な低域制動力、高いＳ/Ｎかつ高分解能はそのままに、高域の柔らかな聴き心地のよさを身に備えています。


8年を掛けて到達したトップエンドの境地とも言えるサウンドはハイエンドファン必聴

「7NAC-Shupreme 1」から8年振りの新たなトップエンドとして、超然たる性能を実現したプロダクトである。総じて、S/Nの高い瞭然たる音色のコントラストを持った、声や楽器の音色の美味しい旨味がパンっと詰まった、音圧感の高い音が楽しめる。エグみや嫌味がなく、丁寧な下ごしらえを施された、醸成しつつも澄んだ音色を味わうことができる。そして、輝かしさと融和する上質な艶感が心地良いのだ。

まさに、「Shupreme X」シリーズに新たに加わったという「聴き心地がよい柔らかな高域」は、この艶感や丁寧な喉越しにあると言えそうだ。同社のお家芸である異種・異径線材の巧みなハイブリッド技術と、独自構造手法が成せる技であろう。

これまでのモデルで採用してその魅力を知り尽くしている「高純度無酸素銅PCUHD 」を新たに配合してその特性を活かすなど、各線材の旨味成分が巧みに絡み合って融合すると共に、的確な構成や構造によって極めて高いS/Nや解像感が実現されている。

同社が8年を掛けて到達した新たなるトップエンドの境地がここに広がっているのである。ハイエンドファン必聴の大注目モデルだ。

文：生形三郎

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。

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